Coming Soooon!の比較年表は、比較機能付きの年表リフィルです。
時間軸のスケールを《年》にして、プロジェクトを中長期の視点で見てみようというもの。では、自然に長期視点になるのって、どういうときだろう?それは、他の年表と比較するときではないか?ということで《比較》機能を入れてみました。
比較年表の第一弾は《横型》。時間軸を横に取り、1つのプロジェクトに1つの行を割り当てます。こうして、プロジェクト間で出来事(タスク)を見比べようというのが、比較年表の《比較》です。↓こんな感じ。
「これ今年!」機能で比較
しかし、単に並べただけでは比較しづらいですね。例えば、↓この極端な場合、比較対象のプロジェクトAが20年以上も前のもので、同じ画面にすら載ってきません。
そこで、「これ今年!」機能を用意しました。これは、タスクを指定して、「このタスクが今年起きた(る)ように見えるように、このプロジェクトの時間メモリをずらす」機能です。
プロジェクトAで「製品版」をリリースしたのは1983年でした。この「製品版」タスクを指定して、これが全体の目盛りの今年、つまり2008年にくるように、プロジェクトA全体をシフトすることができます。「製品版」でダブルクリックすると「これ今年!」が起動します。
シフトした結果が、↓こんな感じ。全体目盛りが2008年の列に、プロジェクトAの1983年が来ています。
25年前のプロジェクトAと比べてプロジェクトBは、「出来事の期間がぐっと圧縮されてるなぁ」とか、「API公開が早いのは製品の性格や戦略が違うんだなぁ」などと感じてもらえれば、このリフィルとしてはOKかな、と。
そして、まぁ、その程度の感想と、それを得るための操作の手軽さとの間のバランスが、このリフィルのポイントかな、と思ってます。
最近この活用ポータルをチェックしていまるbearと申します。
この比較機能、活用し甲斐がありそうですね。
Plannerの目的とは逆行しますが、歴史マニアの方などにも、受けそうな機能かと。
今なら、徳川15代の各代を並べてみたい方もいるのでは?。
投稿情報: studio_bear | 2008/11/23 22:25
すみません、追記です。
日本の歴史・現代史など、適度にサンプルデータとしてつけて、配布すれば、社会科の先生・授業への活用など、妙な方面から、大いに普及?。
投稿情報: studio_bear | 2008/11/23 22:32
妙な方面から普及するのは歓迎ですね。リフィルを使い分けていただく目的の幅を、わたしは広く考えています。
以前、新年会の前座で、比較年表の前身である年表ツールを紹介させてもらったことがありました。
反応は様々でしたが、好評だった方が言うには、自分は年表を2つ、手帳に挟み込んで持ち歩いているのだ、と。2つというのがポイントで、別々に作られたものだけど、あたしにはその2つが必要なんだ、とのことでした。
彼女は歴史マニアというわけではなく、仕事で必要なんだという話だったと記憶してます。
投稿情報: yamahige | 2008/11/24 10:03
なる程、「年表を手帳に持ち歩く」ですか。
結構いいかも。
「これ今年!」の機能名称も、ストレートでよいです。
結構、ネーミングで迷われたのでは?
投稿情報: studio_bear | 2008/11/24 23:40
比較年表を公開しました。
宣言したとおり、年表をズラす機能を「これ今年!」としてリリースしました。
どうでしょう。単にネーミングがキャッチーかどうかだけでなく、操作感や使われる方の意図や気持ちの流れに即しているでしょうか?
「年表シフト」とかの候補もありました。
投稿情報: yamahige | 2008/12/17 14:09