Biz.IDのスギモトさんから、LHT(ライフハックテンプレート) #098 人生年表シートをxfy Plannerのリフィルにするメリットとして、「Web上にある有名人の人生年表なんかと、自分の人生を比べたりできると面白いかも」という提案をもらって、調べてみたらこんなサイトや本を見つけました:
- 人生のセイムスケール
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年齢からひく、人物の享年データベースサイト。「40歳の時にジョン・レノンが旅立った」など。
# ちなみに、オフコースの『I LOVE YOU』で「ジョン・レノンの享年40歳」と覚えてる方も多いのではないかしら…
- 年齢事典―人生に起こり得る2815の出来事
著者: タダノ キンシュウ、発行所: (株)アスペクト、発行日: 2008年11月7日、ISBN 978-4-7572-1580-1、400p.
年齢からひく、人物の出来事事典。こちらは享年だけでなく、「45歳のとき、手塚治虫は『ブラックジャック』連載を始めた」とか、「46歳のとき、始皇帝は焚書を行った。」などをひくことができる。
人生のセイムスケールは2009年1月12日現在で3,559人掲載、年齢辞典は2,815の出来事と、調べられた数に敬服します。玉川さんは建築家、タダノさんはグラフィックデザイナー。デザインやってる人って著名人の人生に興味あるのかしら?とつぶやいたら、コンサルお願いしてるデザインの先生が深くうなずいてらっしゃいました。
さて、人生のセイムスケールによると、建築業界では新しい建物をプレゼンするときに、よく知られた別の建物を同じスケールで並べて照らし合わせる手法があって、それを「セイムスケール」と呼ぶのだそうです。で、…
セイムスケール
よく知っているモノと軸・スケールを揃えて照らし合わせる手法といえば、比較年表リフィルは、その発想からきています。
子どもの頃に使っていた地図帳で、ヨーロッパのページに緯度と縮尺を保った日本地図も載っていました。ヨーロッパの国々って、緯度が高いんですね。そのイメージが今も残っていて、アムステルダムで夜の9時でも明るかったりすることが、妙にしっくりと納得できたりします。このあたりに、わたしの傾向のルーツがあるかも。
そう思っていたら、こんなページも:
- GoogleEarthでセイムスケールマップ(1:5,000)。
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世界のウォータフロント計画をセイムスケールで並べたもの。
- subway systems of the world, presented on the same scale
世界の都市の地下鉄網をセイムスケールで並べたもの。
応用
この手法は3つのポイントに整理すると、広く応用できるんじゃないでしょうか:
- なんらかの軸、尺度で測る。あるいは、とにかくなんらかの枠組みにはめる。
なんらかの尺度で定量的に測って、その軸に沿って配置する。例えば、緯度・軽度と縮尺で地図。日時で年表。
あるいは、定性的な枠組みに入れる。例えば、論文の章立て。例えば、単純にリストにしてみる。
- 揃えて、照らし合わせる。
揃え方が工夫のしどころ。縮尺を保って平行移動する。緯度も保って、軽度だけ移動する。時間間隔を保って、開始日時をシフトする。
あるいは、定性的な情報でも。例えば、論文の査読チェックリストと照らし合わせる。例えば、リストを組み合わせて表にする。
- 自分の知っているモノと照らし合わせるとピンとくる
自宅付近の地図、自分がかかわったプロジェクト、自分の歳、などなど。
もちろん、こんな抽象的なままでは使えない、アプリにはならないです。この具体的な3点セットを見つけると面白いし役に立つアプリケーションができる…のではないか、と。
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