開通した阿見東IC~稲敷ICを見に行ってから知ったのですが、圏央道は国土交通省関東地方整備局によって「目標宣言プロジェクト」と位置づけられているのだそうです:
- 圏央道「目標宣言プロジェクト」は、開通目標を公表するとともに毎年度の事業進捗目標とその達成度を併せて公表し事業進捗管理を行っていきます。
- なお、不確定な要素があるため、開通目標とあわせて開通目標達成条件も公表します。
↓
- これにより、圏央道の進捗管理がオープンな形となります。
- …
» 圏央道「目標宣言プロジェクト」について、
国土交通省関東地方整備局ホームページ
圏央道は「目標宣言プロジェクト」により整備を進めます(PDF)、
平成17年11月16日、関東地方整備局
公表されている資料を見比べると、開通目標年度を見直してきた区間があることが分かります。…これが《分かる》ということも「圏央道の進捗管理がオープンな形となります。」ということなのでしょうね。
それで、この目標宣言そのものについて、次のようにあります:
■目標宣言プロジェクトの導入効果
- 開通目標を公表することで、圏央道の利活用の計画(企業の工業団地進出等)が立てやすくなります。
- また、八王子南IC~八王子JCT間や鶴ヶ島JCT~川島IC間の工事の進捗の公表など事業状況の変化への速やかな対応・公表につながっています。
- この取り組みに対して、国民の皆様から意見を頂き、改善点について対応をし、さらに圏央道事業展開の『見える化』を目指していきます。
» 圏央道「目標宣言プロジェクト」平成18年度達成度
及び平成19年度事業目標の公表 (PDF)
平成19年10月18日、国土交通省関東地方整備局
開通目標を公表する目的は、国民に工程管理を求めてるというより、それぞれの立場に引き寄せて圏央道事業を理解できるようにすることである、と理解しました。国民が自分のスケジュールをたて、ToDoを設定するときの周辺条件として、開通目標を公表するのだ、と。確かに、『見える』って、そのように具体的に身近に理解することですね。
ならば!
iCalendarデータ
この趣旨に敬意を払い、『見える化』を進めてみたいと思います。圏央道の開通目標をiCalendar形式にしてみました。こうすると、これをxfy Planner、Googleカレンダーなどに取り込むことで、圏央道の開通予定を自分のスケジュールと照らして見ることができます(追記、2009-05-01)。
- Ken-O_Expwy-todo-due-v1-20090420.ics 15件、6KB
各区間の開通目標を、ToDoとみてiCalendarで表現したものです。
xfy Planner、iCalに読み込めます。Googleカレンダーには読み込まれません。
各区間の開通目標を1つのVTODOコンポーネントとし、目標年度末の3/31を期限(dueプロパティ)として設定しています。
- Ken-O_Expwy-event-start-v1-20090420.ics 15件、6KB
各区間の開通目標を、高速道路の開通予定日(イベント)とみてiCalendarで表現したものです。
xfy Planner、Googleカレンダー、iCalに読み込めます。
各区間の開通目標を1つのVEVENTコンポーネントとし、目標年度末の3/31を開始日(dtstartプロパティ)として設定しています。いわば、開通予定日というところ。
さて、一番目だけで十分、つまり各区間の開通目標をToDoとみるのが正解な気がします。でも、そうもいきません。
このiCalendar化の目的は、自分のスケジュールをたて、ToDoを設定するときの周辺条件として開通目標を利用することです。そのように利用できるかどうか?
Googleカレンダー
Googleカレンダーには、iCalendarのToDo - VTODOコンポーネント - は読み込まれないようです。インポート処理は正常終了して、一件も読み込まれませんでした。
ダメじゃん。
あ、いえいえ、そうじゃなくて。そりゃそうですよ、だってGoogleカレンダーはToDo管理ソフトではありません。
そこで、二番目のデータを使ってください。
例えば、2010年3月31日に、開通予定が3件、表示されました。
iCal
MacのiCalには、iCalendarのVTODOコンポーネントを取り込むことができ、ToDoとして表示・編集できました。
各項目を選択すると、カレンダーが、該当する日付けにスクロールします。
ただ、わたしが圏央道の工程管理をしたいわけではありません。祝日のようにカレンダー内に表示したい場合は、二番目のデータを使ってください。
xfy Planner
xfy Plannerには、どちらでも取り込むことができて、タスクとして各リフィルで表示・編集できます。
xfy Plannerの人生年表リフィルで見るとこんな感じ
…というか、これらは、xfy Plannerで作ってエクスポートしたiCalendarデータです。
どうでしょう。2012年度には、東名からぐるっとまわって、アクアラインまでつながるという目標です。地図にマッピングするのとはひとあじ違った『見える化』ができたでしょうか。
…というか、う~ん、地図との連携も欲しいですね…
改訂履歴
- 2009-05-01
- 説明を追記・修正。
コメント
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