2010年の手帳・ダイアリーが店頭に出ています。
手帳・ダイアリー各メーカーのWebサイトを見たり、文具店に足を運んでみると、手帳・ダイアリーの種類やメーカーって、とても多いですね。「くらべて選ぶ 手帳の図鑑」という、2008年11月発行の本には、2008年末現在で入手可能な2009年版の手帳で、市販されていて、綴じられた(システム手帳ではない)、ビジネスマン向けの手帳が、国内外の主要メーカー43社から164種類、紹介されています。164種類ですよ!。
文具店やメーカーのサイトを見てて思ったのですが、手帳・ダイアリーの分類の基本は、1ページや見開きの「一目(ひとめ)」で表示される「期間の長さ」にあるようです。「一覧性」と「時間軸の長さ」ですね。思い切って大ざっぱに言うと、1日か、1週間か、1ヶ月か、または1年かというところ。
- 1日: 日間、デイリー、daily
1ページや見開きが1日、または2日。
時間目盛りがあるものもある。たいていは、時間は上から下へ垂直(バーチカル、バーティカル、vertical)方向に進む。
- 1週間: 週間、ウィークリー、weekly
1ページや見開きが1週間、または2週間。
- 1ヶ月: 月間、マンスリー、monthly
1ページや見開きが1ヶ月。
- 1年: 年間、…?、annual、yearly
1ページや見開きが1年。1月始まりだったり、4月始まりだったり。1月1列で、1年=12列など。
「思い切って大ざっぱに」というのは、見開き1日なのか2日なのかは、各手帳・ダイアリーにとって工夫の表れるところでしょうから、それを一緒くたにするのは乱暴ではないか、という意味です。
それでも、特に文具店に行ってみると、さまざまなメーカーのものを扱っているだけに、期間の長さが手帳・ダイアリーの分類の基本だなと感じます。期間の長さが、必ずしも大分類というわけではありませんが、その分類にたどり着くように手帳・ダイアリーが売り場に配置されています。だいたいこんな分類、フロア・棚レイアウトになっているようです。これは6月頃の手帳売り場:
4月始まりの手帳・ダイアリー
各メジャーメーカー
- 日間・デイリー
- 週間・ウィークリー
- 月間・マンスリー
- …
その他
- 日間・デイリー
- 週間・ウィークリー
- 月間・マンスリー
- …
1月始まりの手帳・ダイアリー
…(同上)
各メジャーメーカー
- 日間・デイリー
- 週間・ウィークリー
- 月間・マンスリー
- …
各メーカーのサイトも物づくりも、オリジナルな工夫や特長を組み込みつつも、この基本は踏まえているようです。
その理由はこんなところではないでしょうか:
- まず、そのような基本があった方が、買う側が、数多くの中から手帳・ダイアリーを選びやすい。
- 一覧する範囲としての1日、1週間、1ヶ月または1年という期間は、それぞれ、仕事や生活のパターンとマッチしている。だから、これらの期間で手帳・ダイアリーを分類できるのは当然のこと。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
情報整理・活用ソフトxfy Plannerの手帳・ダイアリータイプのリフィルは、広く親しまれている手帳・ダイアリーのイメージで使ってもらえるようにデザインしています。コンピューターソフトウェアならではの特長を組み込みながらも、伝統的な手帳・ダイアリーの様式を踏まえています。
xfy Plannerのダイアリー/カレンダー型リフィルのラインナップも、上記の「ひとめの期間の長さ」で整理しました。
その理由は、次のようなところにあります:
- 馴染みのある手帳・ダイアリーの様式をある程度は踏まえた方が、お客さまが、リフィルを選びやすいだろう。
- 伝統的な手帳・ダイアリーの様式は、仕事や生活のパターンに根ざして形作られてきたものだろう。
例えば、リフィルの名前。「ダイアリー 007 3ヶ月」の「3ヶ月」は「3ヶ月カレンダー」という意味ですが、このリフィルは、2ヶ月カレンダーや3年カレンダーなど、2日から12年まで表示期間を狭めたり広げたりすることができます。しかし、だからといって「ダイアリー 007 可変期間」などと名付けてしまうと、機能を適切に表しているようでいて、逆に選びにくくなってしまうのではないか、と考えました。
六曜が載っているリフィルはありませんか
投稿情報: yuuki | 2009/09/18 16:01
う~ん、いまのところ、ないですね。
でも、要望はあるでしょうね。
投稿情報: yamahige | 2009/09/18 16:11