先週、社内外の方と話したき、「やっぱ、手で書き写すって大事だよね」という話題になりました。
たとえば、「サブダイアリー・サブ手帳と時間縮尺」で書いたように俯瞰する目的でサブダイアリーを持つ場合、2つの手帳・ダイアリーの間で内容が重複することになります。1冊の手帳・ダイアリーの中に2種類の時間縮尺のページがある場合も同様です。
紙の手帳・ダイアリーの場合には、重複する分を書き写す・転記することになります。これって、いいことなんじゃないでしょうか。
- 何より、手を動かすことはよい。
- 縮尺が違うと、同じ項目を同じ分量だけ書くことは不可能。そこで、必然的しかし自然に、個々の記述を吟味して、簡潔・詳細にしたり、内容を取捨選択・追記することになる。そういうきっかけになる。
パソコンや携帯・PDAのカレンダー/スケジューラーでは、わりと簡単に同じ内容を時間縮尺を変えて見ることができます。これはこれで便利です。
…一つのリフィルから入力された情報は、すべてのリフィルに反映される“ワンソース・マルチビュー”なので、転記や個別の情報更新などを行う必要がなく、スマートな情報整理・活用を実現します。
ということで、スケジュールやToDoを俯瞰・ズームインしたいときには:
- 紙の手帳・ダイアリー、カレンダー・スケジュール帳
転記・書き写す。
必然的しかし自然に、個々の記述を吟味して、簡潔・詳細にしたり、内容を取捨選択・追記することになる。
- 電子手帳、電子カレンダー・スケジューラー
時間縮尺を変える: 日・週・月・年。転記・書き写す手間はかからない。
個々の記述を吟味して、簡潔・詳細にしたり、内容を取捨選択・追記することを促すきっかけとなるか…?
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電子手帳、電子カレンダー・スケジューラーには、時間縮尺の変更にあたって、さまざまな工夫がされています。「パソコンでの時間縮尺変更はそう簡単なことでもない」という話を、以前「地図の縮尺と編集、手帳・カレンダーの表示期間と取捨選択」という記事にしました。だからといって、手をこまぬいているわけではありません。
例えば:
- 日付ブロックの内容をスクロール表示できる。
- 選択した日付のブロックを拡大できる。
- ツールチップで詳細を表示できる。
- 時間縮尺に応じて、表示するスケジュール・予定を自動的に取捨選択してくれる。
- 長期のスケジュール・予定を終日領域に追い出す。
- 2ヶ月、3ヶ月表示や年間表示では、各日付にスケジュールの有無だけ表示し、個々のスケジュールは表示しない。
- 優先度・重要度、カテゴリーや含まれる文字列で表示するスケジュール・タスクを絞り込む。
このあたり、詳しくは別の機会に、xfy Plannerの新機能などを織り交ぜて紹介してみたいと思います。
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