研究用にライティング・ツールを作ったのだけど、Dropboxに承認されてプロダクション・ステータスになり、Dropboxユーザーなら使えるようになった。
CrossConcept Matrix Writer
(↑ すみません、URLが間違ってました。訂正済みです。2012-04-24)
これは、マトリックスを使って内容を組み立てながら、文章を書くエディター。文章は、利用者ごとのDropboxに保存するので、使うにはDropboxのアカウントが必要。これは研究用に開発したもので、データを研究で利用させていただく。
現状、操作説明なしに使うのはちょっと…それに、まだアンドゥもないけど、そういうのはおいおい、……オイオイ。
このエディターでは、内容をマトリックス表示で組み立て・取捨選択しながら文章を編集する。文章の内容をマトリックス表示で編集させつつも、同じ内容で文章としての体裁、たとえば段落としての体裁も維持するようにエディターは動作する。
基本的には、マトリックスのセルの内容と、対応する段落の内容は対応づけて編集する。マトリックス側の文を、段落側に対応させない、つまり段落に採用しないこともできる。マトリックスの「操作」で「全体を1つの段落に変換」すると、マトリックスの全内容を使って段落が生成されるが、後で段落側で個別の内容を削除することができるし、変換後にマトリックスに追加した内容は、自動的には段落側に反映されない。
また、段落側にも直接、マトリックスに対応しない文(フレーズ)を含めることができる。
段落内での順序・位置は、マトリックス内での順序・位置とは別だ。段落内の文(フレーズ)は、並べ替えモードにすることで並べ替えたり、削除したりできる。
このようにマトリックスと文章(段落など)との関係を緩やかにすることで、マトリックスで表現する《考え》と実際の《文章》との関係も緩やかになる。既に書かれた文章にかかわらず、書くべき内容・押さえるべきポイントをマトリックスの軸として外から与えることができて、その経過・結果を追いかけることができる。アウトライン編集など従来の大域的な編集機能では、《考え》の構造と《文章》の構造を一致させなくてはならなかった。
何を考えてこういうものを作っているのか?は、次を参照:
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