リフィルを切り替えながら、1つの情報を作り上げていったり1つの情報を多角的に活用したりできることが、xfy Plannerの特徴の1つです。
同様のことは、これまでにも様々に行われてきました。それでも、これをxfy Plannerのユニークな長所と評価していただけているとすれば、それは、こんなところが理由かもしれません:
- 日常的に使われるPIM(Personal Information Manager)に導入したこと。
- アプリの垣根を越えて情報を活用できること。
- それによって実現されたリフィルの多彩さ。
「アプリの垣根を越えて…」というのは、こういうことです。
従来は、PIMアプリにスケジューラーとToDoリスト機能があっても、同居しているだけでした。2世帯住宅のように、同じ屋根の下に同居していてもフロアや部屋を分け、別々の生活を確保します。スケジューラーでToDo項目を処理することはできませんでした。おかずをお裾分けすることはあっても同じ鍋をつつくことはありませんでした。
しかし、誰かにとってのToDoの完了は、別の誰かにとっては世間のイベントだったりしますよね(» 圏央道「目標宣言プロジェクト」をiCalendarで「見える化」)。また、会議やらのスケジュールを除けてToDoの期限は決められません。ToDoを自分への予約とするのが、仕事のコツだったりもします。…えっと、この話はどこかで書いた気がするので、このへんにして…
さて、「同様のことは、これまでにも様々なアプリで行われてきました。」とは…
アプリや、アプリのモードを使い分ける
こう置き換えてみます。
リフィルを切り替えながら、1つの情報を作り上げていったり1つの情報を多角的に活用する
↓
アプリやアプリのモードを切り替えながら、1つの情報を作り上げていったり1つの情報を多角的に活用する
すると、例えばこういうことかと:
「同じアプリでモードを切り替える」のが「同様だ」というのは分かりやすいのではないでしょうか。xfy Plannerの場合、リフィル切り替えでは機能が比較的大胆に切り替わります。
「別のアプリで…」については、こんな風に見てみると分かり易いかもしれません。
たとえば画像ファイル
画像ファイルの場合。
画像ファイルで右クリックすると…
…このファイルに対して複数の操作ができることが分かります。ここで、「プレビュー」と「Edit with Gimp」と「編集」と「印刷」は、別のアプリやウィザードが起動します。
さらに「プログラムから開く」にマウスポインターをあわせると…
…複数のプログラム(アプリ)から開けることが分かります。
Macだとこういう感じです。
HTMLで原稿、投稿、発表
HTMLファイルで右クリックすると…
…やはり、複数のプログラム(アプリ)から開けることが分かります。
xfy Clientというのはxfy Basic Editionで、わたしはこれを使ってHTML形式で文書を書きます。
わたしから文書を受け取った人は、さまざまなブラウザで読みます。それをWebに載せて、不特定多数の人が見ることもあるので、FirefoxやらInternet ExplorerやらSafariやらで確認します。
テキストエディターの秀丸エディタで、HTMLを直接編集することもあります。一括変更のときとか。ブログエディターのHTMLモードみたいなもんですね。…ちなみに、そういう変更が、新機能のネタになったりします…。
わたしは発表 - プレゼン - も、HTMLファイルで行います。これもxfy Clientで。
仕事の関係では、冊子での配付のために2段組を求められることがあって、そういうときはアンテナハウスのXSL Formatterで組版して、PDFにしたりします。…AH Formatterも気になります。
アプリを切り替えるのは、機能が大胆に切り替わりますが、アプリの終了~別アプリの起動に手間と時間がかかります。比較的大きな作業の違いや工程に応じてアプリを切り替えますね。xfy Plannerのリフィル切替は、もう少し手軽です。
ちなみに「全部、xfy Plannerで済ます」という趣旨ではありません、念のため。
むしろ、リフィルがこのような性格を持っていて、なお、他のアプリやサービスと連携します。
Googleカレンダー連携しかり。
また、紙の手帳との連携も。この場合、単に印刷できるだけではなく、電子と手帳とを使い分ける仕事スタイル全体を踏まえたリフィルを実装します。この話は、またいつか。